伊藤沙莉さん主演の『ももさんと7人のパパゲーノ』。死にたい気持ちを抱えながら、それでも生きる人達を描いたドラマです。
実は私も「死にたい」と思ったことがあります。それも突然に。大した悩みも苦しみもないのに…。
死にたいと思う肌感覚
「死にたい」という気持ちが湧いてきた時、自分でもびっくりしました。そりゃ、思春期の不安定な時期や、いじめを受けていた時期はドラマチックに自殺を考えたことがありますが本気じゃなかった。
いじめだって、今のように辛辣なものじゃなかったし。
でも、今回は初めて、自分という人間に嫌気がさしてしまったのです。苦しくて眠れず、泣いていました。
そして、その感覚ってなんというか、肌感覚なんです。言葉で説明できないの。
理解されない辛さ
ドラマでは、ももさんが誰にも死にたい気持ちを理解されずに苦しむ姿が描かれています。ドラマを通じて思ったのは、世間一般の見解として「死にたい気持ちはひどい不幸や不安があるから」と、自殺の原因をひとつしか認めていないようなんです。
けれど私たちはひとりひとり、感情の器の大きさや形が違っていて、器が大きいく安定している人もいれば、小さくていびつな形の人もいる。私も小さくていびつな器なので、ちょっとしたことで負の感情がいっぱいになってしまう。
普段はなんとなく受け流していても、ある日突然耐えきれなくなる。だから「死ぬのなんてもったいない!こんなに恵まれているのに!」と死にたい気持ちを否定せず、見守るのが大事なのかもしれない。
こんなふうに感じました。
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